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RADIWOWがやってきた ~R-108(後編) [ラジオ]

新しく買ったRADIWOW R-108というラジオのお話です。

☆-☆-☆-☆-☆

充電完了したので、ちょいと遊んでみましょう。本機は以下の周波数が受信できます。

長波(LW):150~450kHz (不要であればoff可能)
中波(MW):522~1620kHz(9kHzステップ時)
       520~1710kHz(10kHzステップ時)
短波(SW):1711~29999kHz
FM放送:64~108MHz (下限周波数を76, 87, 87.5MHzのいずれかに切り換え可)

時計も合わせたし、さっそく電源on!長波は聞ける放送を知らないのでoff! 中波(AM放送)からスタート。

r108_594k.jpg
▲NHK東京第1放送
よほどのことが無い限り、これは聞こえて当たり前。

白色LEDのバックライトがなかなかきれいです。
ER-C57WRではボタン入力が超絶もっさりでイラつくほどでしたが、R108では反応速度は普通。バンド切り替えがちょっと遅いですが、まあ大きな不満ではありません。

ボタンを押した時の感触は、PL-310ETと同じか少しいいかなという感じでした。
続いて中波放送バンドの上の方の周波数にある、こちらを受信。

r108_1422k.jpg
▲ラジオ日本
こちらも普通に聞こえてます。

ちなみに同じ場所に置いたPL-310ETでは・・・

pl310et_594k1422k.jpg
▲PL-310ETで594kHzと1422kHzを受信
表示されている信号界強度レベルとS/Nもほぼ同じです。

R-108やPL-310ETの信号強度レベル表示は感度比較の目安でしかありませんが、耳で聞いたところでも感度は同じくらいかなぁ?
また、音質についてはとても聞きやすい音です。かつての中国製ラジオでは音が酷いものも結構ありましたが、最近はあまりそういうこともなくなり、品質が向上してきていると感じます。

時間を変えて受信してみましたが、中波の感度はPL-310ETと同じレベルでした。コンパクトなのに健闘しているという印象です。

☆★☆★☆

つづいて短波。
送信所からの距離が比較的近くて主に直接波を受信する昼間の中波と違い、短波は電離層の関係で常にフェージングが強く出るため、放送を受信しての比較というのはなかなか難しいのですが、参考程度に試してみました。

r108_6055k.jpg
▲ラジオNIKKEI第1放送
こちらも比較的よく受信できています。

ちなみにPL-310ETのロッドアンテナをR-108と同じ長さに伸ばして受信してみると・・・

pl310et_6055k.jpg
▲ラジオNIKKEI第1放送
PL-310ETにて受信中。信号強度で7dBほどの差があります。

もうひとつ

r108_9940k.jpg

pl310et_9940k.jpg
▲ラジオ・タイランド
数mのワイヤーアンテナをロッドアンテナに接続して受信。こっちは同じ感じですね。

色々と受信してみましたが、短波はPL-310ETの方が信号強度の数値的には10dB程度良く、聞いた感じも(PL-310ETの方が)少し良いかな?という印象です。

☆★☆★☆

次はFM放送いってみましょう。

r108_80m.jpg
▲80.Love TOKYO FM
東京タワーから10kWでの送信。良好に受信中。

r108_93m.jpg
▲ニッポン放送
FM補完中継局。東京スカイツリーから7kW送信。こちらも良好に受信できています。

PL-310ETで受信してみると・・・

pl310et_80m_93m.jpg
▲80MHzと93MHz
R-108よりも数値的にはこちらの方がかなり良いですね。

電界強度の数字を見るに、PL-310ETの方が優れています。
・・・が、信号が弱い局でソフトミュートが強く掛かるPL-310ETよりも、ソフトミュートが無いor弱い?R-108の方が個人的には使い易く感じました。

色々聞き比べてみましたが、FMの感度はPL-310ETの方が良さそうです。
しかし、前述の通りPL-310ETはソフトミュートがキツイので、その辺で好みが分かれるかなと思います。

☆★☆★☆

つづいてエアバンド(航空無線)。

r108_tyoacc.jpg
▲東京ACC関東西セクターを受信中
ER-C57WRと比べると、両者とも感度は同じくらいでした。

本機にはスケルチ(無信号時にAFをミュートする機能)があります。ER-C57WRはスケルチのアタックが遅くて頭切れしますが、R-108では応答も良くて実用的です。
エアバンドを専門に受信するのであれば広帯域受信機+専用アンテナの方が何かと優れてはいますが、お手軽に聞くのであればR-108でも十分楽しめると思います。

~・~・~・~・~

あれこれ聞いて遊びましたが、R-108で気付いた点をいくつか挙げたいと思います。

<イマイチな点>
●ラジオ動作中に小さいノイズが聞こえる
スピーカーから0.5秒程度の間隔で「チッ・・・チッ・・・」と小さなノイズが聞こえます。
観察していると、どうもLCDの表示更新とタイミングが一致しているようなので、マイコンからLCDへデータを送る時のノイズが乗っているのかな? と想像しています。

その後ノイズについて気付いたこと(2019/3/21追記)

ラジオをonしている時に・・・
・時計表示や温度表示にしているとノイズは聞こえない。
・電界強度表示にしていると、表示更新のタイミングでノイズが聞こえる。

・スケルチを一度onすると、以降は電界強度表示以外でもノイズが聞こえる。
→こうなるとスケルチをoffしても電源off→onしても常にノイズが出るようになりますが、バッテリーを一度抜いて時計表示が消えるまで放置し、再びバッテリーを装着して電源を入れるとノイズが出なくなりました。
この挙動はうちの持っているR-108だけなのかどうかは不明ですが、R-108をお持ちの方でノイズが気になる方は試してみると良いかも知れません。

●中波の感度低下がある
中波で電源を入れた後、バンドを変えて1周し再び中波に戻って来ると、感度が落ちます。

r108_mwsens.jpg
▲感度低下の様子
上が電源投入後。下がバンドを変えて1周して来た後。

電界強度数値から分かるように、10dB程度感度が落ちています。
なぜこのような動作になっているのか分かりませんが、バグかなぁ? 上手く使えばアッテネータon/offとして活用できそうな気もします(笑)

●電源off→on等でAM Band Widthが3kHzになる
本機は6, 4, 3, 2, 1kHzのBandwidthが選べますが、変更してもバンドを変えたり電源再投入で3kHzになります。仕様なのかバグなのか。。


<気に入った点>
●音がいい
聞いていて心地よい音質です。
感度が良くて多機能でも、音が良くないと聞いていて疲れてしまいますし、やっぱり音の良さは大切な要素だなと感じました。

●外部電源端子がUSB Micro-B
今はモバイルバッテリーやUSB出力の充電器が豊富に出回っていますので、それを利用できるのはとても便利。旅行へ持って行く際もスマホの充電器などと共用できますので、荷物が減らせますね!

●スケルチの応答が良い
ER-C57WRの不満点の一つだったスケルチの頭切れが見事に改善されています。
ただ、スケルチon/offは全てのバンドで共通なので、エアバンドでonすると他のバンドでもスケルチがonになります。各バンドで独立してon/offが記憶できたらいいのにねぇ。

~・~・~・~・~

突如として現れた謎のブランド "RADIWOW" ですが、R-108はなかなか面白いラジオです。
不満点にある通り、バグ(?)やらノイズやらもあって製品の品質としてはいまひとつという感じが拭えませんが、音もいいですし、遠距離局を受信するよりは日常的に地元の局を聞く方に向いているラジオだと思います。

気が向いたら開けて中を見てみようかと思っていますが、しばらくは分解せずに日常ラジオとして使うつもりです。


おしまい
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RADIWOWがやってきた ~R-108(前編) [ラジオ]

新しく買った中国製ラジオのお話です。

☆-☆-☆-☆-☆

中国製ラジオでは少し前に、XHDATAのD-808等のヒット商品がありました。
D-808はなかなか良さそうなのですが、チューニングダイヤルでプリセットしたチャンネルを選局できず、うちの使用スタイルに合わないため購入を見送った経緯があります。

その後、海外の方が投稿したRADIWOW R-108という新たなラジオをレビューしている動画を見たところ、ダイヤルでプリセットしたチャンネルを選択できるではないですか! これはなかなか良さそうだなと思い、2月中旬ごろamazonで販売開始された直後に早速ポチってみました。

~・~・~・~・~

数日後、商品が届きましたー♪

r108_box.jpg
▲外箱は案外シンプル
箱いっぱいに製品の特長が中国語で書かれているかと思っていたので、ちょっと意外。

さっそく開封。

r108_unbox.jpg
▲RADIWOW R-108
本体とバッテリー充電用USBケーブル、アンテナワイヤー、取説、挨拶状(?)が入っていました。

manual.jpg
▲取説はなんと日本語版
amazonで日本向けへの販売に合わせて日本語取説を準備したのでしょうか。

amazonの商品説明では「最大の携帯性のための統合された望遠鏡のアンテナ。」とか、直訳の怪しい日本語がいっぱいでしたが、取説はちゃんとした翻訳になっています。
そんなに多機能でもありませんし、TECSUNのラジオと操作も似通っているので、それらを使ったことがあれば取説を読まなくてもおおよそ使いこなせるのではないかと思います。

r108_hontai.jpg
▲ラジオ本体
色はグレーです。

本体を手に取ると、結構チープな印象を受けます。
角ばった置数ボタンといい、デザインが何となく野暮ったいからなのか・・・まあ、この辺りは中華ラジオならではといったところでしょうか。

☆★☆★☆

では、ラジオの外観を見てみましょう。

right_side.jpg
▲本体右側面
チューニングダイヤルとボリューム、外部電源USB (Micro-B) 端子があります。

チューニングダイヤルの"STEP TUNING"とかの表示って要りますかね? 親切心から印刷しているのかも知れませんが、こういうのが何とも言えないB級感を醸し出しているんだよなぁ。。

left_side.jpg
▲本体左側面
左側が外部アンテナ、右がヘッドホン端子です。
これもヘッドホン端子はピクトなのだから、アンテナ端子もピクトにすればいいのに。

続いて背面。

rear_panel.jpg
▲本体リア側
スタンドとバッテリーケースのフタが見えます。

本機に付属しているバッテリーは、↓これです。

battery_bl5c.jpg
▲BL-5C
Li-ion電池で、容量は1000mAh

BL-5Cはamazonなどでわりと容易に入手可能なので、予備用に買っておくといいかも知れませんね。

battery_install.jpg
▲こんな感じ
スタンドを持ち上げて電池ケースのフタを外して入れます。

USBから充電するので普段は電池を取り外すことは無く、入れっぱなしになっています。

☆★☆★☆

ここで、ちょっと手持ちのラジオと大きさを比べてみましょう。

de1103_r108.jpg
▲DE1103とR108
DE1103と比べてずいぶんコンパクトですね!

次はこちらと・・・

pl310et_r108.jpg
▲PL310ETとR108
R108の方がひと回り小さいです。

erc57wr_r108.jpg
▲ER-C57WRとR108
これは縦横ほぼ同じ大きさ。厚さもほぼ同じです。

ご覧の通り、結構コンパクトでいい感じです。
はたしてラジオとしての性能はいかほどか。このまま充電して、次回動作チェックをしたいと思います。(後編へつづく)
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中華DSPラジオがやってきた ~PL-310ET(後編) [ラジオ]

中国メーカー製DSPラジオのお話、後編です。

☆-☆-☆-☆-☆

TECSUNの全波段数字解调立体声收音机、PL-310ETで遊んでいます。前編の中波につづき、短波を受信してみましょう。

pl310et_6055k.jpg
▲ラジオNIKKEI第1放送
房総半島の中央辺り、長柄ダムによりできた市津湖の畔にある長柄送信所から50kWでの送信です。

株と競馬というイメージが強いラジオNIKKEI。この日は日曜日だったので、競馬実況中継をやってました。

もちろん海外からの放送も入ります。

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▲ラジオ・タイランド
タイ北東部、ラオスとの国境に近いウドンタニ県バンドゥンにあるVOA送信所からの送信です。
日本語の番組は、毎日22時(JST)から。タイのニュースを中心に15分間放送しています。

そして毎度お約束の・・・

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▲チョソンの声放送
今も昔も変わらぬ、露骨なプロパガンダ放送。ピョンヤン辺りからの送信らしいですが。。

短波はとても良いです。感度はER-C57WRより良く、DE1103とほぼ同等レベルでした。
フェージングが激しい場合はDE1103の方が聞きやすいのですが、かなり頑張っているなと思います!

~・~・~・~・~

次はFM放送です。まずは、バンドの真ん中辺りのFMヨコハマから。

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▲Fm yokohama 84.7
神奈川県にある大山(1252m)山頂付近から5kWでの送信。良好に受信中♪

次に、バンド下限付近のInterFMはどうかしら。

pl310et_761m.jpg
▲InterFM (76.1MHz)
東京タワー大展望台のちょい上(165m)にあるアンテナから10kWでの送信です。

InterFMの76.1MHzは、同じく東京タワーから送信しているTokyo FM(308~333m)に比べてアンテナ地上高が低くて少し入りが悪いのですが、おおむねよく受信できています。

で、その受信環境を改善するために、6月30日から 『従来よりアンテナを高い位置に移動した』 新周波数89.7MHzでも放送しています。そちらはどうかな?

pl310et_897m.jpg
▲InterFM (89.7MHz)
こちらも東京タワーから10kWでの送信です。数値を見るとこちらの方が良さそう?

具体的なアンテナ設置場所は不明ですが、おそらくかつての3局(NHK, Tokyo FM, J-WAVE)共建アンテナ辺り(特別展望台のちょい下で180~220m付近)ではないかと想像しています。

FM放送は中波放送に比べて使用している周波数が高いため、もろもろの影響でアンテナの位置を少し変えると受信状態も大きく変わりますが、わが家では新周波数の方が少し良いかな? という感じでした。


あと、ETMでスキャンさせたら知らない局が入っていたので調べてみたら・・・

pl310et_834m.jpg
▲FM世田谷でした!
出力20Wとは思えないほど、きれいに入ってきます。

FM世田谷はコミュニティー放送で、用賀駅前にある世田谷ビジネススクエア・タワー棟(高さ120m)の屋上から送信しているそうです。どうりで良く入るわけだ。

☆★☆★☆

色々聞き比べてみましたが、FMの感度はDE1103よりも良く、ER-C57WRとほぼ同じレベルでした。
本機はS/Nが良く、電波が弱い局でも 「サーッ・・・」 というノイズが少ないので、聞きやすさではER-C57WRよりもこちらが断然上という印象です。

ということでFMの感度・音質共に良好。常用するのに全く問題ありません。部屋に置いて小~中音量で鳴らすと案外しっくりきます。


余談ですが、本機はロシアのバンドプランに対応している関係で、FMが60MHzから受信可能です。

日本だと60MHz帯には同報系防災行政無線が割り当てられています。
同報系?防災行政?なにそれ? と思うかも知れませんが、簡単に言うと夕焼けチャイム・・・決まった時刻になると街のスピーカーから流れるあれです。現在デジタル化が進められていますが、まだ多くの地域でアナログ方式が使われているので、このラジオでも聞くことができます。

そんなものを聞いてどうするのか? ですよね(笑)
窓を開ければ聞こえるものをわざわざラジオで聞くのですから。でも、『外は台風だし何か放送しているけど、よく聞こえないな』 なんて時には役に立ちます。

同報系防災行政無線はナローFMですが音量を上げれば聞けますので、興味がある方は地元の周波数で試してみてはいかがでしょうか。

~・~・~・~・~

あれこれ聞いて遊びましたが、PL-310ETで気付いた点をいくつか挙げたいと思います。

<イマイチな点>
●ボタンが硬い
片手でひょいひょいと操作するのはムリ。指で 「えいっ、えいっ!」 と押す必要があります。
ダイヤルで周波数やメモリーチャンネルを変えられるので、ストレスを感じるシーンはそれほど多くありませんが・・・基本性能が良いだけに、このボタンの操作感の悪さはモッタイナイ!

●アラームで起動時の音量
アラーム機能で指定時刻に電源onする際の音量がいちおう設定できるのですが、レベル9以下に設定した場合は強制的に10で起動します。
これは、『もし小さい音でセットしてしまった場合に起きられないと困るでしょ?』 というメーカーの親切心なのでしょうか? だとしたら大きなお世話です。レベル10だと音が大き過ぎてうるさいんダヨヽ(`Д´)ノ! 目覚ましはDE1103を使うからいいっす。

●音量調節
電子ボリュームなので段階的に変化するのですが、もう少し小音量域が細かいステップで設定できたらいいのになぁ。

●チューニングステップ
チューニングダイヤルを回す量によってFast/Slowが自動で切り換わりますが、マニュアルで選べたらなお良いかな。


<気に入った点>
●音質が結構いい
多機能で感度が良くても音が悪いと使い続ける上で厳しいのですが、その心配はありません!
また、FMで弱信号受信時のS/Nの良さは素晴らしいと思います。

●ETM (Easy Tuning Mode) が便利
バンド内をスキャンして、受信できた周波数を専用のメモリーに記録してくれる機能です。
ETMを使っても通常のメモリーが上書きされてしまうことは無いので、旅先などできっと重宝するでしょう。

●AM Bandwidthが細かく選べる
6, 4, 3, 2, 1kHzのBandwidthが選べます。DSPならではの機能ですね。

●外部電源端子がUSB mini-B
前編で触れたとおり、これは便利。本体に入れたNi-MH電池を充電できる点もポイント高い!


<その他>
●電池の本数
単3型を3本使います。うちはエネループをこれ専用に仕立てて入れてしまいました。
外部電源をつないで充電し、Ni-MH電池は基本的に入れっぱなしのため特に気になりませんが、乾電池を使う方にとっては中途半端な本数だと感じるかも知れません。

~・~・~・~・~

TECSUNのラジオは初めて買いましたが、PL-310ETは、なかなかいいラジオだと思います。
いくつか不満点もありますが、中華ラジオとしては(←ここ重要!)合格点をあげてもいいかな。

自宅での普段使いも良いですが、これはぜひ旅に持って行きたいですね!
宿で景色を眺めながら、ETMでスキャンした地元の放送局を聞く・・・そんな風に使ってみようと思います。今から楽しみです (^-^*)ノ


★おまけ★
PL-310ETは前編で触れた通り、AF音量が電子ボリュームによる制御になっています。
ボリュームレベルは0~30までで、レベル10にすると結構音がデカイです。欲を言えばもう少し小音量域が広いといいな・・・と思い、とりあえず中を見てみることにしました。

あ、そうそう。本体を開けると保障対象外(例によって中華ラジオにそんなものがあるのか微妙ですが)になります。よい子はまねしちゃダメ! 開ける場合は自己責任で。


裏面のネジを何箇所か外すと、簡単にバックパネルが外せます。
ロッドアンテナのネジはそのままでokです。スタンド部分と電池収納部にもネジが隠れています。特に電池収納部のネジは他と長さが異なるので、戻す時に間違えないように気をつけましょう。

pl310et_is.jpg
▲オープン!
後付け部品も無く、すっきりしていますね。

矢印のところにある黒い部品は、CD1622CBというボリュームコントロールつきAFアンプICです。
データシートを見たところ、このICのPin14に掛かる電圧でボリュームを変えるみたいです。とりあえずテスターで電圧を見てみたところ・・・

・ボリュームレベル0で1.9V程度
・レベルを上げていくと電圧が下がって行く
・最大レベルにすると0.8Vくらい

という具合でした。回路図が無いので詳しいことは不明ですが、おそらくCPUからD/AかPWMで電圧を出して、このICに入れているのではないかと想像しています。

音量UPで電圧UPであれば、抵抗で分圧するなりして電圧を下げればいいのですが、そうではないので簡単にはいきません。なので、戦術を変更します。

CD1622CBのPin1とPin16がそれぞれ入力になっていて、そこからを辿っていくと、C20, C21という電解コンデンサの先にR24, R25という抵抗が付いていました。

pl310et_is2.jpg
▲フロントパネルを外したところ
矢印辺りに目的の抵抗器があります。

この抵抗のアンプ側とGND間に抵抗を追加して分圧し、AFアンプの入力側でレベルを絞ってしまいましょう。

schematic.jpg
▲回路図だとこんな感じ
値はカット&トライで決めましたので、別にこの値じゃないとダメなわけではありません。

実際の改造は、↓こんな具合です。

pl310et_is3.jpg
▲ここの抵抗を47kΩに変更します
元は10kΩが付いていました。

続いて対GNDに4.7kΩを追加。

pl310et_is4.jpg
▲抵抗追加完了!
こんな風に、抵抗をGND間に入れます。

その他、ハンダ付けが雑な部分が少しあったので、そこを再ハンダ後に組み直して改造終了。
音量が全体的に小さい方にシフトしましたが、大音量で使うことは無いのでokです。目覚ましで起動時も爆音じゃなくなりましたし、枕元で使うのにはいい具合になりました。


おしまい
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中華DSPラジオがやってきた ~PL-310ET(前編) [ラジオ]

新しく買った中国メーカー製DSPラジオのお話です。

☆-☆-☆-☆-☆

DSPラジオは、信号処理を従来のアナログデバイスによるものではなく、DSPチップのソフトウェアによって行う方式のラジオです。
昨年当ブログでもDSPを採用したELPAのER-C57WRを紹介しました(こちら★)が、これはボタンの反応が非常にトロいことを除いておおむね満足していて、主にエアーバンド(航空無線)聞き流し用として愛用しています。

そして今回、Amazonを徘徊していたら(また)面白そうな中華ラジオを見つけてポチってしまいました。。

~・~・~・~・~

2日後―――――

pl310et_box.jpg
▲商品が到着しました
PL-310ET。TECSUN(德生)という、中国メーカーの製品です。

ちなみにTECSUNは、つい先日紹介した中波用ループアンテナAN-200(こちら★)も作っています。

pl310et_box2.jpg
▲全波段数字解调立体声收音机
中国語いっぱいの外箱に、何とも言えない高揚感を覚えますワァ~( ≧ω≦)ノ

以前、DEGENのDE1103で色々あった(こちら★)ように品質に一抹の不安が残る中華ラジオですが、今回はAmazon経由での購入なので、もし初期不良があれば販売元に返品や交換を要求するなどといったことはできるかと思います。

pl310et_box3.jpg
▲箱が凹んでいるけど気にしない!
外箱は緩衝材。中の製品にダメージが無ければok・・・みたいな感じでしょうか。

早速箱から出してみました。

pl310et_cont.jpg
▲開梱♪
本体以外にもキャリングケースなど色々と入っていました。

キャリングケースの素材は安っぽい(オマケですからね!)のですが、バッグに放り込んでおく時のキズ防止にはなりそうです。
また、同封されていた合格証によると、製造日は2014年6月30日。買ったのは2015年7月上旬なので、ちょうど1年前の製造ということになります。

意外だったのは、中国語ではなく英語と日本語の取扱説明書が1部ずつ入っていたこと。
日本語取説は販売店が入れてくれたのでしょうか? 機械翻訳ではなく、ちゃんとした日本語で書かれていました。

~・~・~・~・~

それでは電池を入れて、動作チェックへと参りましょう。

pl310et.jpg
▲時計を合わせて準備OKっす!
本体カラーはシルバーとブラックがありますが、今回はブラックにしました。

プラスチック製のボディーは大きさの割には軽く、LCDの表示も見やすくて好印象です。

pl310et_rside.jpg
▲右側面
周波数と音量のダイヤルがあります。

周波数ダイヤルは一般的なロータリーエンコーダです。特にチャタリングも無く操作感は良好。
また、本機の音量は電子ボリュームでコントロールされていて、音量ダイヤルも可変抵抗器ではなくロータリーエンコーダになっています。

pl310et_lside.jpg
▲左側面
アンテナ入力・ヘッドホン出力・外部電源入力端子があります。

やはり特筆すべき点は、外部電源入力がUSB mini-Bになっていることでしょう。
本体にNi-MH電池を入れておけば、外部電源端子から充電できます。今はスマホやその周辺機器を中心に電源としてUSB出力の5Vがかなり普及していますよね。それが利用できるのは大きな利点です。

スマホ用充電器のスイッチング電源はノイズが多いのでラジオの電源には不向きですが、充電用に使うのであれば問題無しです。もちろん乾電池使用時は充電するとマズいので、設定で充電機能をoffできます。


また、アンテナ入力端子は、短波やFMで外部アンテナをつなぎたい人にはありがたい装備です。
うちはいつも数mのワイヤーをミノムシクリップでロッドアンテナに噛ませているだけなので、それほど外部アンテナ端子は重要視していませんが、あって損は無いでしょう。

~・~・~・~・~

動作チェックを続けます。本機は以下の周波数が受信可能です。

長波(LW): 153~513kHz (不要であればoff可能)
中波(MW): 522~1620kHz(9kHzステップ時)、 520~1710kHz(10kHzステップ時)
短波(SW): 2300~21950kHz
FM放送: 64~108MHz (下限周波数を76, 87, 87.5MHzのいずれかに切り換え可)

では早速何か受信してみましょう。長波は簡単に聞ける放送を知らないので、中波(AM放送)から。

pl310et_594k.jpg
▲NHK東京第1放送
埼玉県にある、菖蒲久喜ラジオ放送所から300kWでの送信。ちゃんと聞こえてま~す♪

まあ、これが入らないようだと不良品を掴まされたことになるので、まずは一安心てトコでしょうか。

気になるボタンのフィーリングですが、反応速度は普通です。
・・・が、ボタンが硬くてパパッとは押せません。また、カチカチした感触がとても安っぽいです。この辺の作り込みは、まだまだかなと感じさせられます。

pl310et_1422k.jpg
▲ラジオ日本
神奈川県の多摩川河川敷にある、川崎幸送信所から50kWでの送信。
同局は夜になると、(わが家では)フェージングが多くてやや聞きづらくなりますが、昼間は安定して入ります。

ついでにAN-200も使ってみました。外部アンテナ端子は中波では無効なので、誘導結合で。

pl310et_1530k.jpg
▲栃木放送(w/AN-200)
東北道の脇、鹿沼ICのちょい北側にある宇都宮送信所から5kWでの送信です。聞こえるきこえる!

AN-200は同じメーカーなので相性バッチリ!・・・と言いたいところですが、特にそんなことは無く、効果は他のラジオと同等でした。

あ、そうそう。PL-310ETでは信号強度とS/N(信号対雑音比)を数値で表示することができます。
初めは 「ER-C57WRみたいなSメーター表示の方が分かりやすくていいんじゃね?」 と思いましたが、慣れれば特に違和感はありません。数字で細かな値が分かるのは、マニア心をくすぐるものがありますな。

☆★☆★☆

あれこれ試してみましたが、中波帯の感度はギリギリのところで踏ん張りが利く印象のICF-SW7600GRやDE1103には一歩及ばないものの、Silicon Labsの同じDSPチップ(Si47xxシリーズ)を使ったER-C57WRとほぼ同レベルでした。
RF回路部分にはおそらく大きな差が無く、性能を決定付ける心臓部に同じチップを使っているのですから、当然の結果かも知れません。

またDSPチップが同じでも、AF回路によって音には個性を出せそうな気がしますが、たまたまなのか? こちらもER-C57WRとよく似た感じです。ただ、本機はスピーカーの大きさの違いからか、ER-C57WRよりも低音が出ていて聞きやすい音だなと感じました。

そんなわけで、中波は音質・感度共に良好で、快適に使うことができると思います!


前編はここまで。次回は短波やFM放送を受信したり、蓋を開けて中をのぞいたりします。

(後編へつづく)
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中波用ループアンテナAN-200で遊ぶ ~後編 [ラジオ]

TECSUNの中波用ループアンテナ、AN-200で遊んでいます。

☆-☆-☆-☆-☆

後編では、外部アンテナ入力端子のあるラジオで試してみたいと思います。
まずは、中波DX(遠距離受信)用として知る人ぞ知る、SONYのICF-EX5を出してきました。

テストは前編でも受信した栃木放送(宇都宮局:1530kHz)でおこないます。
ICF-EX5にはSメーターがありませんが、放送を受信するとチューニングLED(矢印)が点灯します。
LEDの明るさは信号の強弱で変化し、弱いと滅灯あるいは暗く点灯、強ければ明るく点灯します。まあ、細かいレベル差は分からなくとも、おおよその目安にはなるかな。

icfex5_1530.jpg
▲ラジオ単体で受信中
矢印はチューニングLEDです。
さすが高感度をうたうラジオだけあって、単体でもそれなりに受信できています。

上の写真でLEDはほぼ滅灯状態です。
この状態から前編と同様に、AN-200をラジオの脇に置いて調節します。

icfex5_1530i.jpg
▲AN-200を隣に置いて使用中
チューニングLEDが明るく点灯し、よく受信できています。

次に、電磁誘導による結合ではなく、ICF-EX5とケーブルで接続します。
付属のケーブルは両端が3.5φのステレオプラグなので、片側をミノムシクリップにした自作のケーブルでつないでみました。

icfex5_extant.jpg
▲背面にある外部アンテナ接続端子につなぎます

ICF-EX5は、中波では外部アンテナの有無に関わらず常に内蔵バーアンテナが有効になっていますが、はたしてどうかな?

icfex5_1530c.jpg
▲AN-200をケーブル接続で使用中
チューニングLEDは、ぼんやり点灯してます。

あれ?ラジオ単体より少しは良いけれど、AN-200を隣に置いた時よりは弱い。。
インピーダンスが合っていないのかな (・∀・?)

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つづいて、SONYのICF-SW7600GRでも試してみました。
このラジオにもSメーターはありませんが、受信中の電波がある程度強いと、LCDの左上に"TUNE"表示が出ます。

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▲ラジオ単体で受信中
放送は受信できていますが、電波が弱いので"TUNE"は点灯していません。

この状態から・・・

icfsw7600_1530i.jpg
▲AN-200をラジオの脇に置いて使用中
"TUNE"(矢印)が点灯しました! よく聞こえています。

今度はAN-200に付属していたケーブルで外部アンテナ端子へつないでみましょう。

icfsw7600_1530c.jpg
▲AN-200を外部アンテナ端子に接続して使用中
"TUNE"は消えています。
音を聞いていて効果は感じるものの、やはりAN-200をラジオの脇に置いた時よりも信号は弱い。。

このように、ICF-EX5とICF-SW7600GRでは、外部アンテナ端子へ接続するよりも隣に置いた方が良かったです。

ただ、ICF-SW7600GRの外部アンテナ端子へ接続した時は(AN-200をラジオの脇に置いた時よりも)、ノイズが少ない傾向にありました。
なので、場合によってはケーブル接続をチョイスした方が良いこともあるかもしれません。

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では、中華ラジオDEGENのDE1103ではどうでしょうか?
このラジオにはSメーターがあって、前編のER-C57WR同様LCDに表示されます。

de1103_1530.jpg
▲内蔵バーアンテナを使い、ラジオ単体で受信中
Sメーターは点灯していませんが、放送は弱いながらも受信できています。

この状態でAN-200を隣に置きます。

de1103_1530i.jpg
▲内蔵バーアンテナ有効&AN-200を使用中
Sメーター(矢印)のレベルが一気にアップ! よく聞こえる!

続いて中波帯で内蔵バーアンテナを切り離し、外部アンテナ端子が有効になる裏技(というかバグ?)を使い、AN-200付属のケーブルでつないでみます。

de1103_1530c.jpg
▲内蔵バーアンテナ無効化&AN-200をケーブル接続で使用中
Sメーターのレベルはやや下がりますが、耳で聞いた感じでは同程度。わりと良さそうです!


以上のテストから、うちが持っているラジオでAN-200を使う場合は・・・

『DE1103以外は、わざわざケーブルでつなぐ必要性は少ない』

という結論になりました。
ケーブル接続の方は、前編で出てきたように自社製品のS-2000へつなぐことを想定していて、それに最適化されているのかもしれませんね。

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というわけで、アンテナで色々試して遊びました。

ループアンテナは初めて使いましたが、予想外の効果に驚き&外部アンテナ端子につないだらさぞかし良いだろうと思いきや、「アレっ?」てなこともあって楽しかったです。

今はrajikoがあるので、アンテナを買ってまでラジオを聞く人は少ないかもしれませんが、条件さえ合えば受信状態の改善が期待できますし、試してみるのも面白いかと思います。


★おまけ
AN-200のおかけで、部屋で東京マーチスの海上交通情報がいい感じで聞けるようになりました!

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▲東京マーチス受信中。。
大型船の入港予定や気象情報などが放送されています。


おしまい
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